英語を学ぶ中で、思わず「へぇ~」と声を上げてしまうような面白い雑学があります。今回は、そんな英語にまつわる興味深い雑学を30個ご紹介します。これらの知識を得ることで、英語学習がより楽しくなること間違いなしです!
1. 「I」が常に大文字な理由
英語で「私」を意味する「I」は、なぜ常に大文字で書くのでしょうか?
実は、これには歴史的な理由があります。中世の写本では、小文字の「i」が他の文字に埋もれてしまうことがありました。そこで、「私」を表す「I」を目立たせるために大文字で書くようになったのです。
この習慣は、印刷技術が発達した後も続き、現在に至っています。
2. 最長の英単語は189,819文字!?
英語の最長単語をご存知ですか?それは、化学物質の名前で、なんと189,819文字もあります!
この単語は、タンパク質の一種であるチロシン・キナーゼの化学名です。完全な発音は約3時間半かかるそうです。
もちろん、日常会話で使うことはありませんが、英語の柔軟性を示す面白い例といえるでしょう。
3. 「OK」の起源は「oll korrect」
世界中で使われている「OK」。その起源をご存知でしょうか?
1830年代のアメリカで、意図的にスペルミスを楽しむ流行がありました。その中で「all correct(すべて正しい)」を「oll korrect」と表記し、それを略して「OK」としたのが始まりだとされています。
単純な言葉が世界中に広まった面白い例ですね。
4. 「goodbye」は「God be with you」の略
別れの挨拶「goodbye」の語源をご存知ですか?
実は、これは「God be with you(神があなたと共にありますように)」という祈りの言葉が短縮されたものなのです。
時代とともに発音が変化し、現在の形になりました。日常的に使う言葡が、実は深い意味を持っているという良い例ですね。
5. 「スパム」はハムの缶詰から来ている
迷惑メールを意味する「spam」。この言葉の由来は意外なところにあります。
元々は、第二次世界大戦中に人気だったハムの缶詰のブランド名「SPAM」でした。後に、イギリスのコメディ番組でこの商品名を繰り返し使うスケッチが放送され、「執拗に繰り返すもの」という意味合いが生まれました。
そこから、大量に送られる迷惑メールを指す言葉として使われるようになったのです。
6. 「アルファベット」自体がギリシャ語
私たちが日常的に使う「アルファベット」という言葉。実は、これ自体がギリシャ語に由来しているんです。
ギリシャ語のアルファベットの最初の2文字、「α(アルファ)」と「β(ベータ)」を組み合わせて作られました。
言葉の歴史を感じさせる、興味深い例ですね。
7. 「dollar」の「$」記号の由来
アメリカの通貨単位「dollar」を表す「$」記号。この由来をご存知ですか?
実は、これはスペイン語で「柱」を意味する「pilares」の「P」と「S」を重ねて書いたものが進化したものだと言われています。
当時、スペインの銀貨がよく使われていたことから、この記号が広まったとされています。
8. 英語の中で最も使われる文字は「E」
英語の文章で最も頻繁に使われるアルファベットは「E」です。
平均して、英語のテキストの約13%が「E」で占められているそうです。一方、最も使用頻度が低いのは「Z」で、わずか0.07%程度です。
この知識を使えば、簡単な暗号解読もできるかもしれませんね。
9. 「bookkeeper」は唯一の3つ続く二重文字
英語には「oo」「kk」「ee」のように、同じ文字が2つ続く単語がたくさんあります。しかし、3つの二重文字が続く単語は「bookkeeper(簿記係)」だけなのです。
この特徴から、「bookkeeper」は英語の単語の中でもユニークな存在と言えるでしょう。
10. 「に」の発音がない言語も多い
日本語話者にとって、「L」と「R」の区別が難しいように、英語話者にとっては「に」の発音が難しいものです。
実は、世界の言語の中で「に」の音がある言語は少数派なのです。英語やフランス語、ドイツ語など、多くの言語にはこの音がありません。
日本語話者であることの特徴的な一面かもしれませんね。
11. 「island」の「s」は発音しない
「island(島)」という単語。「s」があるのに発音しないのは不思議ですよね。
実は、この「s」は中世の学者たちが、ラテン語の「insula(島)」との関連性を示すために後から挿入したものなのです。元々は「iland」と綴られていました。
発音と綴りの不一致の面白い例ですね。
12. 「英語」を表す「English」の由来
私たちが学ぶ「英語(English)」。この言葉の由来をご存知ですか?
実は、ゲルマン系の部族「アングル族」に由来しています。彼らが5世紀頃にイギリスに侵入し、その言語が広まったことから「English」と呼ばれるようになりました。
言葉の歴史を感じさせる興味深い事実ですね。
13. 「マンスリー」と「メンストルアル」の関係
「monthly(毎月の)」と「menstrual(月経の)」。一見関係なさそうに見えるこの2つの単語、実は同じ語源を持っています。
どちらも、ラテン語の「mensis(月)」に由来しているのです。月の周期と女性の体の周期が関連づけられていたことがわかりますね。
言葉の成り立ちを知ると、新たな発見があって面白いですね。
14. 「アンパサンド」って知ってる?
「&」という記号、よく使いますよね。この記号には「アンパサンド」という名前があるのをご存知でしたか?
この名前は、英語のアルファベットを唱える際の最後の部分「X, Y, Z, and per se and」が訛って「ampersand」になったものです。
日常的に使う記号にも、こんな面白い歴史があるんですね。
15. 「サンドイッチ」は人名から
おいしい「サンドイッチ」。実は、これは人名から来ているんです。
18世紀のイギリスの貴族、サンドウィッチ伯爵が、賭け事に熱中するあまり食事の時間を惜しんで、肉を2枚のパンで挟んで食べたことから、この名前が付いたとされています。
食べ物の名前の由来を知ると、より親しみが湧きますね。
16. 「アルコール」はアラビア語由来
お酒を意味する「alcohol」。この言葉、実はアラビア語が起源なんです。
アラビア語の「al-kuhul」が語源で、元々は「微粉末」や「エッセンス」を意味していました。錬金術で蒸留の技術が発達し、その過程で得られる液体にこの言葡が使われるようになったのです。
文化の交流が言葉を生み出す、面白い例ですね。
17. 「ロボット」はチェコ語から
SF作品などでおなじみの「robot」。この言葉、実はチェコ語が起源なんです。
チェコの作家カレル・チャペックが1920年の戯曲で初めて使用しました。チェコ語で「強制労働」を意味する「robota」から来ています。
技術の発展とともに、言葡も進化していく様子が見て取れますね。
18. 「コンピューター」は「計算する人」が語源
現代社会に欠かせない「computer」。元々は「計算する人」を指す言葉でした。
17世紀頃、複雑な計算を行う職業の人々を指して使われていたのです。後に機械が人間の計算を代替するようになり、その機械を指す言葡となりました。
技術の進歩とともに、言葡の意味も変化していく興味深い例ですね。
19. 「エスカレーター」は商標だった
日常的に使う「エスカレーター」。実は、これは元々アメリカの発明家が作った商標名だったのです。
しかし、あまりにも一般的に使われるようになったため、裁判所が商標権を取り消し、一般名詞となりました。
商標が一般名詞化する、言葡の面白い歴史の一例ですね。
20. 「キャンセル」は「格子」から
「cancel(キャンセル)」という言葡。元々はラテン語で「格子」を意味する「cancelli」が語源です。
文書を無効にする際、格子状に線を引いて消すことから、「無効にする」という意味で使われるようになりました。
視覚的なイメージから言葡の意味が生まれた、面白い例ですね。
21. 「トマト」は「ナス科」の一種
英語で「tomato」と呼ばれるトマト。実は植物学的には「ナス科」に属しています。
そのため、英語では「tomato」を野菜(vegetable)ではなく果物(fruit)として分類することがあります。ただし、料理の文脈では野菜として扱われることが多いです。
言葡の分類と科学的分類の違いが生む面白い例ですね。
22. 「インフルエンザ」は「影響」から
「influenza(インフルエンザ)」という病名。これは、イタリア語で「影響」を意味する「influenza」が起源です。
中世のイタリアで、星の影響で病気が起こると考えられていたことから、この名前が付けられました。
科学的根拠のない考えが、現代でも使われる病名の由来になっているのは面白いですね。
23. 「ペンギン」はウェールズ語由来?
かわいらしい「penguin(ペンギン)」。この言葡の由来については諸説ありますが、一つの説ではウェールズ語が起源とされています。
ウェールズ語で「白い頭」を意味する「pen gwyn」から来ているという説です。確かに、多くのペンギンの種類で頭部が白くなっていますね。
動物の名前の由来を知ると、より親しみが湧きますね。
24. 「クイズ」は「奇妙な人」が語源?
「quiz(クイズ)」という言葡。18世紀のダブリンで、「奇妙な人」を意味する俗語として使われていたという説があります。
その後、「からかう」「質問する」という意味で使われるようになり、現在の「知識を試す質問」という意味に発展したとされています。
言葡の意味が時代とともに変化していく様子がよくわかる例ですね。
25. 「プラスチック」は「形作る」から
現代生活に欠かせない「plastic(プラスチック)」。この言葡は、ギリシャ語で「形作る」を意味する「plastikos」が語源です。
プラスチックが自由に形を変えられる性質を持つことから、この名前が付けられました。
物質の特性が、その名前の由来になっている面白い例ですね。
26. 「ゴシップ」の由来は洗礼式?
「gossip(ゴシップ)」という言葉、よく耳にしますよね。実は、この言葉の語源は意外なところにあります。
古英語の「godsibb」が由来で、これは「神の兄弟姉妹」という意味でした。洗礼式の立会人を指す言葉だったのです。その後、立会人同士の親密な会話を指すようになり、やがて「噂話」という現在の意味に変化しました。
宗教的な意味から日常的な意味へと変化した面白い例ですね。
27. 「Hello」は電話の発明とともに普及
「Hello」という挨拶、当たり前のように使っていますが、実はそれほど古い言葡ではありません。
この言葡が一般的になったのは、電話の発明と普及が大きく関係しています。電話の発明者であるグラハム・ベルは、電話での応答に「Ahoy」を使うことを提案していましたが、トーマス・エジソンが「Hello」を推奨し、これが広く採用されたのです。
技術の発展が言葡の使用に影響を与えた興味深い例ですね。
28. 「スヌーピー」の由来は「おせっかい」
チャールズ・シュルツの漫画「ピーナッツ」に登場する人気キャラクター「スヌーピー」。この名前の由来をご存知ですか?
実は「snoopy」という形容詞があり、「おせっかいな」「詮索好きな」という意味があります。犬の好奇心旺盛な性格を表現するのにぴったりの名前だったのですね。
キャラクター名の由来を知ると、より親しみが湧きますね。
29. 「マラソン」は古代ギリシャの戦いから
スポーツの「マラソン」。この言葡の由来は、古代ギリシャにさかのぼります。
紀元前490年、ギリシャのマラトンという場所でペルシャ軍との戦いがありました。その勝利を伝えるため、兵士が約42キロメートルを走ってアテネまで知らせたという伝説に基づいています。
スポーツの名前に歴史的な出来事が隠れている、面白い例ですね。
30. 「パニック」の語源は牧神パーン
突然の恐怖や混乱を表す「panic(パニック)」。この言葡の起源は、ギリシャ神話に登場する牧神パーンにあります。
パーンは突然現れて人々を驚かせることで知られていました。そこから、突然の恐怖や混乱を表す言葡として「panic」が使われるようになったのです。
神話が現代の言葡に影響を与えている、興味深い例ですね。
【まとめ】英語の面白い雑学30選
いかがでしたか?英語には、思わず「へぇ~」と声を上げてしまうような面白い雑学がたくさんありますね。
言葉の由来や歴史を知ることで、普段何気なく使っている英単語の奥深さや面白さを再発見できます。また、言葡の成り立ちを知ることで、より効果的に英語を学習・記憶することもできるでしょう。
英語の面白さを知り、その奥深さを理解することは、語学力向上の大きな原動力になります。この記事が、皆さんの英語学習をより楽しく、より充実したものにするきっかけとなれば幸いです。
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